2005年12月09日

大波・小波

今日あるお客様に「グリューワイン」ありますか。と問いかけられた。私は初めて聞く名でしたので、お客様にいろいろ聞いたところどうもドイツで生産しているホットワインのことらしい。いろいろと調べてみるとドイツで生産しているワインでワインに砂糖やフルーツ、シナモン・クローブなどの香辛料を入れてあるようです。フランスでは、絶対出さないだろうなと思ってしまいました。いろいろと勉強になります。

さて、表題の大波・小波ですが、これは何かというとワインの熟成の過程の事なんです。今日いらしたお客様とこのことについて話が及びましたのでここでも書いておきたいと思います。ワインの熟成は、一直線に伸びてゆくのではなく、子供の成長と同じようにグーンとのびる時と停滞(後退)する時が交互にやってきて最終的に成長します。この波が、ワインごとに違いがあるのです。ポテンシャルの高い(有名なワインということではありません)ワインは、この波が大きく、ポテンシャルの低いワインは、波が小さく来ます。これは、同じワインであってもヴィンテージによっても違いが出てきますので一概に期間はいえませんが、大まかにはそういう流れになります。この波の停滞期(後退期)がいわゆるスランプといわれる時期になります。たぶん皆さんも御経験があると思いますが、同じワイン(年号も同じ)を時期をずらして飲んだ時全く違って感じられたというようなことです。もちろん保管の状態によっても違いがあります。
実は、日本酒にもこの波があるんです。日本酒についてはまた後ほど。

posted by masa110 at 21:05| Comment(0) | TrackBack(1) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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