昨日はワインの試飲会へ行ってきました。帰りも11時ごろになってしまい、毎度の事ながらクタクタになって帰ってきました。いつも書きますが、やっぱり東京は、大都会ですね。田舎から出て行くと目が回ってしまう感じがします。
会場では、知り合いの横浜のお酒屋さんと棚倉のお酒屋さんと一緒で久しぶりにいろいろとお話しながら試飲することが出来、人それぞれの香りや味の表現がとっても勉強になります。
先入観って怖いな。試飲などをする時に特にこんなふうに思います。例えば、あるワインの香りに関するコメントが「バラや白い花のような香り、蜂蜜やマンゴーを思わせる香りがあります」と書かれてたとします。このコメントを読む前と後では香りの感じ方がどのように違うでしょうか。
読む前には自分では感じなかったコメントに書いてあった香りが、コメントを読んだ後は、コメントに書いてある香りがするという経験をお持ちの方は多いと思います。
香りがするというよりもコメントを読むとコメントに書いてある香りを無意識のうちに探すのですね。もちろんコメントに書いてある香りがないわけではありませんが、それがすべてではない事も事実ですし、そのワインの熟成度や飲む温度、開栓後の経過時間などによってもだいぶ違ってきます。条件によっては書かれてあるコメントとだいぶ違う印象になっていることもあります。
香りについて書きましたが、味も全く同じでその味を探してしまうんですね。もっと言えば、コメントの味になってしまうんです。
だから、私はなるべくコメントや価格は見ないで試飲するようにしています。
で、昨日も良い品がありましたので、徐々に入荷いたします。御期待下さい。
2006年04月19日
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