昨日の続きです。
「手造り」ということを謳っている商品が巷にあふれています。この言葉の響きは、非常に温かみを感じて美味しそうというイメージがあります。少なくとも私はそう感じてしまいます。
なんとなくこのイメージを逆手に取った商品が結構多いように感じます。実際にほとんどが機械化されていてちょっとだけ人の手が加わったものを「手作り」といった表現や「手作り風」といった表現をされている品も多いのではないかと感じます。
でも実際には、現場を見てみないと分からないし、見たとしても見た人の捉え方で大きく変わると思いますから難しいです。
例えば、極端ですが、ケーキを作るとき1個10円の卵を使って機械をほとんど使わない品と1個50円の卵を使って機械を多く使い作った品では、どうなのでしょうか。
やっぱりその品物に対する作り手の愛情が大きくかかわってくるような気がします。愛情をかけ美味しい品を召し上がって頂きたいという思いがあれば上の例のような品は出てこないのではないでしょうか。
それは何も生産品だけではなく野菜や果物などの生鮮品でも全く同じだと思います。
明らかに人の手を入れた品のほうが滋味溢れているように感じます。日本酒や食品の造りの現場を見てのあくまでも私の感想ですが。
2006年04月30日
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