2007年09月08日

新酒の違和感

昨日は近くであまり被害がないなどと書きましたが、意外に近い所で土砂崩れで道が通行止めになっていたそうです。当方のお客様の近くだったそうで、うわーといった感じでした。

酒蔵に稲などの被害など聞いてみましたが、ほとんど大丈夫だったそうでしたのでよかったです。後はこの後の稲刈りまで育てばですね、暑すぎた為の悪影響がなければ良いのですが。

前に御案内しました「出羽桜 桜花吟醸山田錦」のインプレッションを書いておきます。
出羽桜さんは、一時のことが嘘のように16B.Yあたりから非常にしっかりした造りをしているように感じます。

このお酒も山田錦らしいカチッとした骨格がありますが、後口の渋み苦味もまだ多く落ち着きのなさが感じられますからまだ若すぎます。熟成して柔らかさが出てくると非常に良い感じになると思っています。それまで少し時間がかかりそう。年明けでも良いかもです。

時に日本酒は、じっと待つことも必要になる時があります。ただしこれも個々人の好みに合致するかどうかですから難しい面も含んでいるのですが、より美味しく感じていただけたら最高です。そのためにもお酒ごとの時期が大切になってくるんです。

このことはワインに関しても全く同じことが言えます。ワインの場合はこのスパンが日本酒よりも長いですけどね。日本酒もワインも新酒(新しいもの)が一番美味しいという概念は、頭の中から捨て去ってください。そうすると特に「ボージョレ・ヌーヴォー」などに今まで違和感を感じていた方も納得できると思います。
posted by masa110 at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック