2007年12月09日

本みりんの本当の味

今日は日曜日という事もあってさまざまな所からお客様がいらして下さいました。感謝感謝です。ある若いお客様から「みりん粕」のお問い合わせをいただいたのにはちょっとビックリ。この辺りではこのようなお問い合わせは皆無に近いのです。何でも料理をされている方だとか。なるほどと納得。

探しているのだけれどなかなかないとのことでした。それも当然といえば当然。みりん粕が出る造りをしている所は全国でも2、3件位しか残ってないのではないでしょうか。その中でも白扇酒造さんは、みりん粕を出して造りをしている蔵の1軒になります。

以前このブログでも書いたと思いますが、みりんの味が皆さんが想像している大手のみりんメーカーの味と全く違います。飲んで美味しいです。それもそのはずみりんはもともと飲むために造られた品なのですから。

現在主流の使い方の調味料として使われ始めたのは江戸時代後期位からだと考えられます。そして飲まれなくなって調味料としてだけのみ使われるようになったのは、戦後になってからです。その流れは急速でした。

甘い飲み物がいろいろ出回りだしたこと、大手のメーカーを中心にあまり美味しくないみりんを大量生産で造り出したことなどが原因として考えられます。

飲んで美味しいみりんが料理に使った時に料理がまずくなるはずはありません。少しの量で照りも味わいの深さも今までお使いのみりんの比ではないくらい料理の良さが引き出されます。

当店で扱っているこのみりんの商品名は「福来純 三年熟成本みりん」です。500ml¥787 1.8l\2,593になります。大手メーカーのみりんよりだいぶ高く感じると思いますが、実施に使う量は、少なく使用しても照りはもとより味わいもよくなりますから、実際の価格差ほどではないです。大手のメーカーのみりんより使用量は半分から3分の1ほどでよいかと。

これならそんなに価格差はないでしょう。それに加えて美味しくなるんだから。しっかりとした甘みもあるので砂糖の使用量も減らせるのでヘルシーさも増すと思います。まだお使いでなければぜひ使ってみてください。このブログでも前に紹介しましたが、お屠蘇もこのみりんだととっても美味しいですよ。


posted by masa110 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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