先日のブログの書き込みで書くようにしていた「味覚の変化」について書きます。「味覚の変化」とはどのようなことかといいますと味覚がならされていくという話です。
この話を書くようになったきっかけは、ある方から聞いた話でした。その話とは、若い方の集まりに出たときの話で、ビールを注いで回った際「ビールは重くて飲めない」と言われたとのこと。そのビールは、アサヒスーパードライだったそうです。
私がその話を聞いた時には、耳を疑ってしまいました。ビールの中でもスーパードライは、軽いと感じる部類なのに重いと感じるということは?となってしまいました。その重いと言われた数名の人に普段何を飲んでいるかを尋ねたら「発泡酒や第3のビール(この言い方は個人的にはきらいなのですが)」との答えだったそうです。
舌(味覚)が慣らされてしまっているのだと思います。もしかしたら自分もそうなっているのかなと考えると非常に怖い事だと感じました。物が豊富な時代にも関わらず、素材が貧弱なために本来はしなくてもよいさまざまな加工を施して美味しそうに見せかけている食べ物や飲み物が多く出回っています。
よく自然食品といわれるものを頂くのですが、素材があまりよくないために美味しくないものも多いように感じます。確かにいろいろな加工(調味料も含めて)をしていないのでしょうが、やっぱり素材がよくなくては。
自然食品は、味がないと勘違いされている方も多いように感じますが、しっかりとした素材で作った食べ物、飲み物は、しっかりとした味があり美味しいです。自然の恵みといった感じでしょうか。
問題なのは自然の恵みを得た素材や食べ物は、人による手間暇がかかるため価格が高くなってしまう事です。本来は子供達や若い方にももっとこのような物を食べたり、飲んだりして欲しいですね。
話がそれてしまったかもしれませんが(いつもの事?)、知らずの間に味覚が変化している可能性も多いにあるのではないでしょうか。もちろん長い歴史の中で例えば江戸時代の人と現代の人の味覚が違うということはあると思いますが、その変化が近年は急激過ぎるのではないかと思います。
2008年01月12日
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技術は日に日に進歩しています。
ただ慣れ親しんでいるだけでそれが良いと決め付けていいのでしょうか?
新しいものにもその良さがあります。
若者は無垢な感性で新しい味覚を受け入れているだけなのかも知れませんよ。
ちょっと厳しい(意地悪っぽい)問いかけをしてしまいました、スミマセン。
でも、もう一度原点に戻って、批判しているものの品質も知った上で考えてみてくださいね。
(´・ω・`)ノENOKI
御指摘ありがとうございます。
仰られている通りなのかもしれませんね。
私の書き下手で言いたかった事が上手く表現できずに書いてしまい反省します。
読み返すと確かに御指摘のように受け取れてしまいます。
ビールが一番美味しいという事ではなく、辛口で後味すっきりというので
売れたスーパードライが、今では人によっては重いという印象を受ける人が
出てきたということです。
書きたかったのはその変化の速さの事実に驚いているということでした。
もちろん時代は変化して行き、新しいものが生れ、そのよさもあり、
受け入れられたものは残っていくのだと思います。
確かにスーパードライが登場したころには発泡酒も第三のビールも無かったですからね。
そういうスッキリ味の代表のようなビールでしたね。
私の方こそ読解力が浅くて失礼しました。
(´・ω・`)ノENOKI
御理解いただきありがとうございます。
読解力が浅いだなんてとんでもないです。
今後ともよろしくお願いいたします。
酒のいとう