2010年05月23日

金賞の数(10/05/23)

今年の気温変動には参ってしまいます。昨日は午前中ある所へ田植えの様子を見に行きました。手伝いたいといった所ですが、かえって足手まといになるだけなので、ただ単に見学といった所です。

実はこの田植え今はまだ詳細をお伝えできませんが、ある試みのためのものなのです。まだどうなるかも全くわかりませんのでなんともいえない状態です。うまくいくようなら徐々にお知らせしていきたいと思っています。といっても早くて年末頃ですけど。

田植えといえばお米。お米といえば日本酒って無理やりっぽいですが日本酒の話題を。
先日平成21酒造年度の新酒鑑評会が結審しました。地元の新聞には福島県が金賞で日本一になった旨が載っていました。

記事のコメント欄にも日本一奪還に向けたコメントや小売店サイドの売りやすさなどの利点のコメントが載っていました。受賞数日本一になることは喜ばしいですが、私はこの記事を見てなんか悲しくなってしまいました。まだこんなこと言っているのかと。

金賞日本一だから品質レベルが高いようなか書かれ方もされていましたが、実際お酒を試飲してみると非常に疑問を呈したくなってしまいます。もちろん金賞を受賞したお酒はその時点では非常に優れているとは思います。

しかし、金賞に入らなかったお酒の中にも金賞に入ったお酒より優れているなと思えるものがあると思います。何で悲しくなるのかといえば、金賞日本一を目指すという考えの中に本当にお客様の方を向いて喜んで頂く事が出来るお酒が出来るのかということです。

さらに出品酒などの高級酒などは、その考え方の中に感動させられるお酒が生み出されるのでしょうか。各蔵が自分の考える最高の酒を目指して造ってそれがたまたま金賞に入ったというならほんとに喜ばしいことで、それがたまたま日本で一番多かったというならそれこそ万々歳です。でも新聞のコメントを見ると???

こんなことを書いておいていうのも何なのですが、各蔵の考えと団体の考え方にずれがあるのかもしれませんね。そうであることを願いつつこの辺で。
posted by masa110 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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