話はがラッと変わりますが、スーパーオーディオCDってご存知ですか。CDの新しい規格なのですがといっても規格が発案されてから10年は経っていると思います。いま地味に見直されています。2010年頃からユニバーサルを中心に徐々にSACDのシングルレイヤーが発売されています。
私自身はシングルレイヤーと言われているSACDが再生できるCDプレーヤーでしか再生できないディスクがあること自体知りませんでした。それを知ったのはここ最近です。試しに買って聞いてみようとしたところ考えている以上に価格が高く驚いてしまいました。
でも聞いてみない事にはわからないということで1枚買ってみました。ユニバーサルから出ているベーム指揮モーツァルトのレクイエムです。パッケージはレコードを意識しているのか紙のジャケットにレコードが入っていたのと同じような半透明のナイロン袋にCDが入っています。
現在のCDのパッケージからすると面倒くさいですが、レコードから音楽、オーディオに入ってきた私としては少なからずワクワク感を感じました。いわゆる今から音楽を聴くぞという儀式みたいなものですね。
儀式みたいなものとは、レコードを慎重に傷をつけないように取り出す。そして慎重にターンテーブルにのせる。そしてゆっくりとレコードに針を落してアンプのボリュームを上げるという一連の音を出すまでの流れの事です。
今はこの過程が圧倒的に簡略化されました。それに伴い聞き手の感覚も簡略化されているとおもうのは私だけでしょうか。今回のSACDはその過程の一部を再現しているということもなかなかだなあと思いました。それにしてももう少し価格が低くならないのでしょうか。4,500円はちょっと高すぎかな。
この位の録音の通常のCDが1,000円台で買える事を考えると約3倍は妥当なのでしょうか?確かに音は良いが私のオーディオのシステムではそこまでの違いはないと思います。好みによっては逆転してしまうかもという差なんです。
EMIの盤は評判がよいようなのでそちらも一度聞いてみようかなと思っています。がこれも4,000円近いんですよね。

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