昨日のニュースで酒税法改正案が国会に提出というニュースがありました。今更ながらといった感じですがねえ。
資本主義の社会では価格競争原理が働くのは当然と言えば当然の話です。小さなお店が大型店などの影響で経営が思わしくなるなるのは何も酒販店だけではありません。魚屋、肉屋、八百屋、雑貨屋、本屋、食料品店などなど○○屋と呼ばれていたお店はどんどんなくなってきています。それを考えれば酒屋も同じだと思います。
ただ違いがあるとすればそれは扱っている商品の特性が違うということだと思います。商品の特性とはアルコール飲料ということです。アルコール飲料は、人に迷惑をかける恐れがある、健康を害する恐れがある という他の食品には無いかなり特殊な性格を持った飲み物ということができます。
この特殊な飲み物が現状のような売られ方をしていいのか。という疑問があります。売る必然性のない所で売っていたり、特性を考えずに一般の商品と同じように売っていたりということです。この特性を持った商品が価格競争でシェアを奪い合うといったことが良いのかと。
価格がある一定の抑制力を持つのはあり得ると思います。タバコは良い例かもしれません。今回の改正が安売りの規制だけに目を向けられているのは何か違うのではないかと考えます。
上手に付き合えば人と人の仲立ちもするし、食事を楽しくもする、適正な飲酒であればより健康になる などなどとても利点を持った飲み物であることも反面事実です。
長い歴史の中で培われてきたアルコール飲料をより良い状態で皆が楽しむことが出来れば良いなあと思っています。
2015年04月15日
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