
自家精米機
ちょっと間隔が空いてしまいましたが、繁桝訪問記Dをお届けいたします。1か月かかってしまいました。すみません。今回が最終回です。
造りの建物から離れた建物に精米所があります。精米機を持っている酒蔵さんは、多くが造りの場所から離れた場所にあります。
造りの場所から離れた所にあるのは、米を精米した時に出る「糠(ヌカ)」の影響を避けるためなんです。
繁桝さんは、精米機2台を使っていますが、使用米の全てをここで精米することは出来ず、一部は外部委託するそうです。繁桝さんは使用米の平均精米歩合がとても高いためなんです。良い蒸米のためにはきちっとした精米が必要です。この精米も技術が必要なんです。このことは次回から書きます大七さんの訪問記で詳しく書きたいと思います。
この他、写真ではご紹介していないですがとても大きな冷蔵貯蔵庫、当然ながら瓶詰・ラベル張りなどをする場所などがあります。
繁桝さんは現在蔵人を多く入れています。それは、社長が言う「技術は、五感と感性を人から人につないでいくもの。酒造りは数値も大事だけれどちょっとした人間の感覚を研ぎ澄ましたところにある」を具現化するため。
私もそれは同意見です。これから繁桝の向かう方向性が再確認できた訪問でした。
それにしても日本酒はこれからどのような方向に向かうのでしょうか。現在の日本酒業界を見ているととても不安になります。品質よりもストーリーや見栄え。そもそも私の思っている品質自体がおかしい?。年寄りのたわごとかな。
posted by masa110 at 17:28|
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