2009年09月29日

最近日本酒で漬けた梅酒が多くなりましたね

ここ数年日本酒で漬け込んだ梅酒を多く見かけるようになったと思います。以前は梅酒といえば焼酎で漬けた品がほとんどで店頭ではお目にかかれなかったと思います。

それではここ数年前頃から見かけるようになったのかと言うとこれだけが理由ではないというお断りを入れた上で平成18年の酒税法の改正が大きくかかわっていると思います。

酒造りの免許は、アルコール全てを製造できるかというと出来なく、例えば日本酒のメーカーが焼酎を出すにはその製造免許が必要になります。

だから梅と日本酒があるからすぐに出せるものではないんですね。瓶を見ていただければわかるように梅酒はリキュールという表示になっています。

平成18年の改正でそれまで清酒と表示できた一部の品がリキュールの表記でしか出せなくなりました。それでいろいろな日本酒のメーカーがリキュールの製造免許を取得し、今の状況になっていると思われます。

それにしてもひょうたんから駒ではないですが、新しい味わいが増え、選択肢が増えたことはうれしいことですね。
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2009年08月17日

お酒のピークA

昨日お酒のピークの話を書きました。これは日本酒ばかりでなく醸造酒であるワインにも共通してあります。という事はもちろん醸造酒の仲間であるビールにもあるって事です。

ではなぜビールは出来たてが上手いといわれているのでしょうか。それは今流通しているビールのほとんどがメーカー出荷時に100%の状態で出荷しているからだと思います。

今当店で販売している「新潟麦酒」を飲んでいただければ分かりやすいと思います。このビールは、少し寝かせたいなあと思うビールなんです。今までこのようなビールが流通していなかったので分からなかったのですが、私にとってはそのように思わせる初めてのビールでした。

市場に出たときがピークで後は劣化していくだけ。では発酵食品としては面白みがないですよね。トップシャトーのワインなら出荷するのに20年後というようになってしまいます。

欧米では、このゆったりと時を待つ事があります。この辺が日本との違いなのでしょうか。その事を端的にあらわしているのが、これからよく耳にするであろう「ボージョレ・ヌーヴォー」なのではないでしょうか。

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2009年04月26日

まさかビールを取り上げられるとはC

訪問記の続きです。

一見普通の家風の建物の玄関?入り口へ入ると応接間(今はこのような言い方はしないのですかね)のようなソファーがあり、暖炉に火がともされている大広間に通じています。

そこで社長さんとソファーに座りながらいろいろなお話をお伺いいたしました。今までの日本の地ビールとの成り立ちの違いやこのビールに対する考え方など。「新潟麦酒」は農産加工所だと言い切ります。

もちろん原料はすべて農産品なので違いはないのですが、ここまでおっしゃるビールメーカーはこの日本にはいるのでしょうか。いるとすればこのような書き方をするのは失礼に当たりますがどうでしょうか。

良質の原料をごく当たり前にシンプルに加工すれば必然的に良いものが出来る。うーんこの言葉どこかで聞いたような・・・そうなんです、小池さん(当店でもお世話になっている小池農産加工所)が仰っていた言葉そのままなんです。

やっぱり行き着くところはここなんですね。いろいろなお話の後実際のビールを造る所を見せていただきましたが、言葉どおりいたってシンプルです。それにしても醗酵タンクから出る香りの良いこと。ちょうど香り高い白ワインのような香りがあります。

種類によってソーヴィニヨン・ブランやヴィオニエのような香りがありびっくりしてしまいました。ただこの香り醗酵途中ではあるのだけれどビールにした時はあまり残らないとのこと。

確かに製品化された品を飲んでみるとかすかに感じる程度になってしまうようです。一通りつくりの現場を拝見させていただいた後、といっても何回も書きますがシンプルなのですぐに終わってしまうのですが、前々回に書いた豚小屋を拝見させていただきました。

続く
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2009年04月20日

まさかビールを取り上げられるとはB

ちょっと間が開いてしまいましたが続きです。時間軸からするとちょっと戻りますが、実は昨年の年末にあるビールを飲んだのです。ベルギーへ行った人のお土産で頂いたビールだったのですが、勉強不足だった私はこの味わいにびっくりでした。

「麦から造ったワイン」という表現がピッタリくるような味わいだったのです。ビールの販売自体をあきらめていた私にとってはひと筋の光でしたが、いろいろ調べるとこの価格ではこの辺ではなかなか売れないだろうなという価格だったのです。

そんな所に「新潟麦酒」のお話が舞い込んできたのです。そこでこのビールを飲んでびっくりしたのです。味わいの出方が似ている・・・・。もちろん違う銘柄なので味も全く違うのは当然なのですが、共通した根底を持っていると感じました。

そして「早すぎる」という印象が出てくるのですが、ある方からコメント頂きました「早すぎる」の意味合いとは、まだ味が整っていないということになります。

これから味わいが変化して味わいがより深くより豊かに(この表現は味わいが重くなるということではありません)なっていくと感じたのです。

これは良く出来た日本酒やワインが若い状態の時の私の表現と同じ感覚で、その感覚と同じように感じられたことに驚きを隠しえませんでした。

また訪問記の続きに戻ります。
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2009年04月15日

まさかビールを取り上げられるとはA

前回の続きです。

今年は、入学が2人重なっていてなかなか時間を作ることが出来なかったのですが、膳は急げばりに4月2日に店休してお伺いすることになりました。急に(2日前)お休みしてお客様にご迷惑をおかけしてしまいました。

まあ子供たちも春休みなので1日位どこかに連れて行ってやらないという思いもあったのでちょうど良かったです。私が行くということでまず頭をよぎるのは天気。

このブログをずっと読んでおられる方はすぐにピンと来ると思いますが、必ず天気が良くないのが多いのです。

今回も不安が的中してしまいました。なんとスタッドレスタイヤにお世話になろうとは・・・・。磐越自動車道はチェーン規制。

おまけに除雪車が入りのろのろ運転。その後にパトカーも入りやっぱりゆっくりとになってしまい、天気予報からしていやな予感がしたので早めに出発したのですが約束の時間を大幅に超えてしまいました。

話は変わりますがナビってこのような時はほんとに便利ですね。でも便利な裏には失うものも多くて、ナビを使うとほんとに道を覚えていないことが多いですね。と話が脱線してしまいました。

「新潟麦酒」さんの近くまで行くと見えてきました建物が。「え!ここなの」この印象もまさに今までのビールに対しての感覚を取り払わなければならないと痛感した考え方です。

ビール会社というと今まで見てきた所はどこも大きな立派な建物(それも新しく)できれい(新しいので当然ですが)という印象があまりにも強かったのです。

でも良く考えてみれば日本酒の手造りの地方の酒蔵を例にとればわかるように決しておかしなことではなくむしろこれが自然なんだと思います。「新潟麦酒」さんは建物からして会社や工場という感じは全くしないんです。

今思えば前文で書いた「え!ここなの」というインパクトを受けた最大の原因は手作り風の丸太小屋の建物なのですが、実はこの建物は豚小屋だったのです。この辺のことはまた後で書きます。

続く
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2009年04月12日

まさかビールを取り上げられるとは@

ご無沙汰してしまいました。少し前から体調を崩して一昨日と昨日は寝込んでおりました。病院へ行ったところ急性胃腸炎とのこと。そういえば最近夜更かししていたなあ。

と個人的なことは置いといて。ビールの話題です。表題にもあるようにまさかこのブログでビールを取り上げるようになるとは思っていなかったです。だからカテゴリーにもないです。

3月のとある日一人の営業マンが店に入ってきました。突然にやって来る営業さんは今まであまり魅力的なものはなかったのであまり期待せず(失礼!)にお話をお伺いしました。名詞を見ると「新潟麦酒株式会社」と書いてあり、地ビールのメーカーなんだ。

正直言って初めに頭に浮かんだのは地ビールメーカーさんも今は大変なんだろうなということでした。そしていろいろなお話を聞いているうちにこれは何か違うぞ・・・・

と店頭でたちながら話し込むこと1時間。時間が経つのを忘れて話し込んでしまいました。それも座りもせずにです。帰りがけにサンプルといって2本のビールを置いていってくれました。

その夜家内と置いていってくれたビールのうち1本を飲んでみました。味を見た瞬間「早すぎる」と感じてしまいました。日本酒やワインならいざ知らずビールを飲んでこんな感想が出るなんて。

驚きと共に早くお伺いしてみたくなりました。

続く
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2008年09月24日

今回の問題について・・・

今回の事故米の問題は、今まで出てきた流通の不正の中でも一番の大問題であると思います。今まで出てきた問題がかわいく思えるほどひどい事だと思います。今まではもったいないとかその他いろいろな要因が少しはあったように感じますが、今回はお金だけ、お金のためなら何でもしたように感じます。

そしてまた問題なのが、流通の段階で発覚しなかった事。以前このブログでもプロがいなくなっているというようなことを書きましたが、プロであれば異質なものが入っていればわからなくてはならないのではないでしょうか。

わからないくらいまで加工されたものだったのかもしれませんが、それまでもそれなりのものを使っていたのでわからないと感じてしまいます。私は食品全部についてはわかりませんが、造りの時お米を直に手で触っていれば気づいたり、五感で感じるものがあると思います。それくらい人間の感性は優れていると思いますので。

今回事故米と言う言葉を初めて聞きました。このようなものがどのような形にせよ流通していたことが驚きでした。

今回問題になった酒造メーカー(焼酎も含めて)の使っていたお米の値段には驚きを禁じ得ません。そりゃそうかあの値段で売るんだもんな。それなりのもの(ひどいものと言ってもいいかも)を必要以上に化粧を施してよりよく見せようとするからいろいろな小細工をする(添加物はそのよい見本)のだと思います。

ちょっと書きすぎました。これはあくまでも私個人の感想ですからあしからず。
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2008年01月12日

味覚の変化

先日のブログの書き込みで書くようにしていた「味覚の変化」について書きます。「味覚の変化」とはどのようなことかといいますと味覚がならされていくという話です。

この話を書くようになったきっかけは、ある方から聞いた話でした。その話とは、若い方の集まりに出たときの話で、ビールを注いで回った際「ビールは重くて飲めない」と言われたとのこと。そのビールは、アサヒスーパードライだったそうです。

私がその話を聞いた時には、耳を疑ってしまいました。ビールの中でもスーパードライは、軽いと感じる部類なのに重いと感じるということは?となってしまいました。その重いと言われた数名の人に普段何を飲んでいるかを尋ねたら「発泡酒や第3のビール(この言い方は個人的にはきらいなのですが)」との答えだったそうです。

舌(味覚)が慣らされてしまっているのだと思います。もしかしたら自分もそうなっているのかなと考えると非常に怖い事だと感じました。物が豊富な時代にも関わらず、素材が貧弱なために本来はしなくてもよいさまざまな加工を施して美味しそうに見せかけている食べ物や飲み物が多く出回っています。

よく自然食品といわれるものを頂くのですが、素材があまりよくないために美味しくないものも多いように感じます。確かにいろいろな加工(調味料も含めて)をしていないのでしょうが、やっぱり素材がよくなくては。

自然食品は、味がないと勘違いされている方も多いように感じますが、しっかりとした素材で作った食べ物、飲み物は、しっかりとした味があり美味しいです。自然の恵みといった感じでしょうか。

問題なのは自然の恵みを得た素材や食べ物は、人による手間暇がかかるため価格が高くなってしまう事です。本来は子供達や若い方にももっとこのような物を食べたり、飲んだりして欲しいですね。

話がそれてしまったかもしれませんが(いつもの事?)、知らずの間に味覚が変化している可能性も多いにあるのではないでしょうか。もちろん長い歴史の中で例えば江戸時代の人と現代の人の味覚が違うということはあると思いますが、その変化が近年は急激過ぎるのではないかと思います。
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2007年12月12日

クリスマス試飲会とチーズの量り売り

ちょっと書き込みが御無沙汰気味です。年末年始に向かっていろいろな品がどっと入ってきてしまいました。それに追われております。そこで入荷情報です。

日本酒
・磐城壽 普通酒しぼりたてにごり
・磐城壽 普通酒しぼりたて澄み酒 どちらも入荷しました。

・天明 掌玉 大吟醸古酒 1.8l\10,000

ワインもクリスマスのスパークリングワインをはじめいろいろと入荷してきました。例年のように12月24日は泡物のワインの試飲会を行います。その時には、アルプガーゼのチーズの量り売りも行います。熟成期間の違うチーズが2種類入ってきています。

またこの時に限定入荷のチーズの販売も行いますのでどうぞお楽しみに。書き込みがバラバラです。また後で書きます。予告をしていて書いていないクルティエセレクションの事も書かないと・・・
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2007年10月11日

いわき酒楽会秋のイベント

いくら暑い暑いといってもやっぱり今頃になると朝晩はだいぶ冷え込んできますね。もう10月ですものね。うちの子供達はみんな風邪気味です。皆様もお気をつけ下さい。

さて、いわき酒楽会秋のイベントの日時が決まりました。

「秋の夕べ 酒蔵のうなる一品&酒器」
日時 11月18日(日) 16:00〜19:00
場所 LATOV(ラトブ)6F
会費 2,000円(前売り1,800円)


ラトブは、10月に平駅前にオープンした産業会館みたいな所です。そこの6階に展示ホールがあるのですがそこをお借りして開催します。内容等についてはまた後日ご案内いたしますので日時だけでも頭の隅にでも入れておいて下さい。

チケットは、いわき市内いわき酒楽会会員の酒店か、いわき小売酒販組合で扱っております。
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2007年09月17日

先入観による味の違い2

昨日の続きです。
以前もこのブログで書いたかもしれませんが、ちょっとお付き合いを。

あるお客様とお話をしていた時のお話です。当店で販売しているある食品の話なのですが、周りの包装(といっても普通の包装ではないのですが)の色が違うものが2つありました。そのお客様は味が違うといいます。

中身はどちらも同じものが入っています。それではなぜ違うと感じたのでしょうか。1つ考えられるのは、食べた時期が違かったのかもしれません。この食品は、熟成をする品なのです。(ここまで書くとこの食品が何なのかわかった方もいらっしゃると思いますが)

したがって熟成によって味わいが違った。これもありえると思います。もう一つは、表題に書いた先入観によるものです。中が違うものだという先入観です。

私の若かりし頃、私が習っていたソムリエにある意地悪な出題をされました。AのグラスのワインとBのグラスのワインを出されそれぞれどんな違いがあるか言えというものでした。私も含めてそこで習っていた人すべてがAはどうのこうの、Bはどうのこうのと言っていたのです。

ところがこのAとBのワインはどちらも同じものだったのです。ヴィンテージ、開栓してからの時間も同じでグラスに注がれたものだったのでした。ところがどっこいAのワインとBのワインの違いを香りから味も言っていたのでした。

このことは、はじめからAのワインとBのワインは違うものだという先入観が招いた結果だと思います。人間は違いを探そうとするのですね。Aで感じた香りと味もBで感じた香りも味もどちらもこのワインはもっていたのだと思います。しかし違いを探そうとするあまり違ったワインになってしまう。ほんとに難しいですね。

真っ白な気持ちでみたり食べたりする事の出来る子供のほうが、しっかりとした味を見ることが出来るのかもしれません。

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2007年09月16日

先入観による味の違い

私は柔道をやったことはありませんが、今行われている世界柔道を見ていると、形は柔道なのですが判定は柔道なのかレスリングなのかわからなくなってしまいます。流通や考え方もそうなのですが、日本は特有なのでしょうか。欧米よりも良い所もたくさんあると思うのですけど。

それにしても先入観というのは恐ろしいですね。同じものでも違って見えたり、違う味わいに感じたり。特に味に関しては目で見えるもの以上に先入観などに支配されるような感じがします。

ごめんなさい。この続きはまた明日以降書きます。
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2007年09月15日

一生涯に飲めるお酒の量

日中はだいぶ暑く感じました。もちろん朝晩はだいぶ涼しく感じられますけど。

今日あるお客様と健康の話になりました。このブログで前にも書いたかも知れませんが、お酒と健康についてです。いろいろなお客様とお話をしていて感じていることなので、科学的にとか実験でとかという話ではありませんのであしからず。

人間が健康を維持して一生涯に飲めるお酒の量は個人差は多少あるにせよ決まっているのではないかということです。若いときに深酒をした人は、年取ってから飲めなくなる。逆に若いときにあまり飲まなかった人は年老いてからでも飲めるということです。

よく耳にするのが、「昔はたくさん飲めたのに最近飲めなくなった」という言葉ですがそういう風に感じたときは、素直になって控えめに飲まれたほうが良いと思います。

素直にならずにこんなはずではないと思ってそれまでと同じように飲むと病気になってしまうのではないかと感じます。

酒を売っているといろいろな方が見えます。お酒で体調を崩された方、お酒で健康を維持している方と正反対の方が見えられますが、いろいろな方のお話を聞くとそう感じます。

アルコールは薬にも毒にもなります。そのことだけを考えて飲んでもおいしくないでしょうが、どうせ飲むなら健康でおいしいお酒を飲みたいものですね。
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2007年08月15日

暑すぎはビール↓

今日の暑さは何?というくらい暑かったです。これでももっと暑い地域があるのですからどんな風に感じるのでしょうか。

まあお盆らしい気候といえばそれまでなのですが、少しでも涼を求めてですね。ご来店のお客様のほとんどがここは別天地だと汗を拭いながら入ってこられます。冷房が入ってますからそうなのですけど今年ほど言われた年も珍しい。

これも良くお客様にも言われるのですが、暑いとビールが売れていいねえ と。イメージ的にはそうなのでしょうが、この位の気温になってくるとビールの販売量も落ちてくるそうです。

うちではもともとあまりビールが売れないので実感としてはわきませんが、この位の気温になるとアルコールの入った飲み物より、そしてジュース類の甘みのある飲み物よりも水やお茶などがより売れるのだそうです。

確かにアルコールを飲んだ後はより暑くなりますもんね。自分でもそういう傾向にあると思います。逆に冷夏の時にはビールが売れなくて、日本酒が売れるというイメージもありませんか。でも実際には、冷夏の年はどっちも売れなくなってしまうんですよ。

やっぱり行き過ぎは良くなくて、何でもほどほどが良いのですね。程よく暑く 来週くらいからこうなりそうですがどうでしょうか。
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2007年08月13日

暑くても日本酒・ワイン

今日は道路がだいぶ混んでいたようです。特に午前中は高速道路を降りてきた車が多かったようです。家内が新盆回りで帰ってきた時には道路が混んでいて疲れてしまったようです。都会の方から見ればどこが混んでいるんだという状態かもしれませんが。

最近のビール業界はどうなっているのでしょか。値段のためなら何でもあり?それが技術革新?なんか違っているような気がします。これじゃ年々出荷数量が下がるのも当たり前のような気がします。

日本のビール類における酒税のかけ方にも問題があるのですが、ビールメーカーといいつつビール風飲料を大量に出しているのだから。最近出している新商品はそれこそ日本酒でいう3造酒に近いものがありますね。

もっと信念を持って品物を出すメーカーはないのでしょうか。それをしていると会社を維持できない世の中になってしまっているのかもしれません。
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2007年07月07日

こんな近くに

相変わらず梅雨空が続いています。九州地方の大雨心配です。これ以上ひどくならなければよいですが。

今日いらしたお客様でいろいろな酒蔵さんのことをいろいろと御存知の方がいらっしゃいました。不思議に思いお仕事をお尋ねすると、磯原にある工場にお勤めという。

どんなものを作っているのかというと日本酒の醸造の時に使う乳酸やその他いろいろな醸造の時に使うオリさげ剤や濾過関係の品々だそうです。

今まで全く知らなかったです。こんな近くにそのようなものを作っている所があったなんて。全く世間知らずでいやになっちゃいますね。

社会とはいろいろなつながりで成り立っているのですね。私たちが1本のお酒を飲む時、このお酒にはどのような人々が携わっているのかという事をあらためて考えてしまいます。もちろんお酒だけでなく、世の中に出回っているすべての品物がそうなのですね。
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2007年07月05日

飲酒

今日は一番下の子供が幼稚園でジャガイモほりをして来ました。朝から張り切っていましたが、帰ってきてからはなおさら顔がいきいきとしているようでした。やっぱり土と接するのは人間も動物である以上よいようです。

少し間をおいてから書こうと思っていましたので、今日書きます。それは飲酒運転での事故のことです。先日もタクシーに酒酔い運転の車が正面からぶつかった事故がありました。まだ皆さんの記憶も鮮明だと思います。

これだけ騒がれていながらなぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。お酒を扱うものとして非常に心苦しく残念に思います。ただ、ほとんどの方はきちんと「飲んだら乗るな」を守っているのだと思います。

一昔前は「飲んだら乗るな」という標語があったようにその意識が今よりもあったように感じます。さらにもっと昔は今よりも交通の量も少なくのんびりしていたので大丈夫だったのでしょうが今はそうはいきません。

福岡の時もこのブログで書きましたが、買う場所がとっても身近になりすぎている弊害もあるのではないでしょうか。致死飲料であり、他の人にも迷惑をかける可能性のあるお酒が身近に売られていることは、自由競争という名の下では許されてしまうのでしょうか。

一応、許可制であり、講習を受けたものが責任者としているようになっていますが、いろいろな例があるとは思いますが、実際の現場で販売を拒否する事態が起きた場合は非常に難しいかもしれません。先日の事件もコンビニなど何件か回って買ったようですから。

そしてもう一つ私が懸念していることに、アルコール依存症の事があります。これだけ法令等で厳しくなり、社会的にも厳しい目を向けられながらも捕まったりする人が多いのは、もしかしたらこれの要因もあるのかなと考えてしまいます。

もしそうであれば、もっと根が深く、難しい問題です。元来お酒は、適量たしなむのであれば健康にもすごく良いし、楽しいお酒は心を癒し豊かにしてくれます。もちろん楽しいお酒とは、ワイワイ飲むのを想像しますが、個人個人にとって違いがあります。

ゆっくり音楽を聞きながら静かに飲むお酒、御夫婦でおしゃべりしながら飲むお酒などなど楽しみ方はさまざまですが、楽しいお酒を飲んでいただきたいです。美味しくないと楽しくないですから、ぜひ美味しいお酒を。
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2006年11月13日

昔は一般的だったこと

今日は樽酒の配達があり、会場で鏡開きが出来るように樽の上蓋を開けましたが、毎度の事ながら割れないように開けるのに汗だくになってしまいました。ちょうど会場に若い方がいたのですが、初めて見るとのことで興味しんしんでした。

昔は一般的だった物事が今では非常に珍しくなりつつあります。逆に努力してわざわざ遺さなくてはなくなってしまうことが身の回りに多く存在します。懐かしさと共に寂しさも覚えてしまいます。

少し前までは、ビールやお酒類は、瓶で流通しているのが普通でしたが、今は紙パックやペットボトル、缶などが主流です。日本には、瓶を使ったすぐれたリサイクルシステムが存在しましたが、面倒だとか経済効率の面からこれらのシステムを捨て去ってきました。

今では、わざわざエネルギーをかけてリサイクル(再生)するのですね。実際にはどちらが良いのかは分からない部分もありますが、瓶を洗浄して再利用した方が自然環境には優しいようにも感じますがどうでしょう。

エネルギーがかかるということは、そこに電気なり、石油なりが必要だという事なのですから。
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2006年09月18日

自然回帰

今日は台風の間接的な影響なんでしょうか。午前中を中心に激しい雨が降りました。被害が出るとかではなかったですが、それでも激しいなと感じました。被害が出ている地方は、もっとすごかったのだろうなと感じました。

昨日は、あるワインのインポーターの方がお店に来ていろいろな話に華が咲きました。ワインの世界もいろいろなことがあるのだなと改めて考えてしまいましたが、同時に少しの光もあるように感じましたので、うれしかったです。

最近は、自然回帰を逆手にとって販売の道具にしようとしている流通関係者が多くいるように感じます。もちろん良いワインや日本酒を造るために結果的にそうなってしまった、というならばすごく納得できるのですがね。

結構お客様から尋ねられる事の多い酸化防止剤(SO2)に関しても同じだと思います。実際には全く使わないのは難しいのではないかなと思います。無添加と表示されたワインを飲むとほとんどがワインとしてダメだと思います。

しかし、売らんがためにでかでかとラベルに書いていたりしていますよね。フランスでもほんとに良心的なワイナリーは、例えビオであってもおおっぴらには言わないそうです。

また、農薬なども使いすぎ、あえて言えば経済効率を考えて使う農薬といっても良いでしょか、などはダメですが、もし自分の子供が瀕死の状態にあったとしたら親は何もしないで見ているだけでしょうか。

いいえ、いろいろな薬を使ったり、注射を使ったりするはずです。これを農薬だとすれば、瀕死に陥った農産物や樹木を少しの農薬で生き返らせることが出来るとすればどう考えるでしょうか。それでも農薬を完全に否定するのでしょうか。

皆さんはどう思われますか。
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2006年08月28日

酒類の特性

お酒を販売する私にとってまたまたとっても辛くて悲しい事故というより事件が起きてしまいました。皆さんも御存知の福岡での3人の子供さんの死亡の件です。

酒類は、人間の社会の中で非常に有益な飲み物である一方、他の人を巻き込む害を及ぼす飲み物でもあります。この事は、私たち酒類を扱うものは当然のことながらすべての人が再度認識すべき事ではないかと思います。

現在のアルコール飲料は、コンビニ、スーパーなどで普通の食品と同じように売られ、あまりに身近になりすぎてしまっているように感じます。もう少し敷居が高くても良いのではないか、とさえ感じます。この事がひいては、歯止めになるという事は考えられないでしょうか。

このような事故の増加は、なんとなく酒類の自由販売と平行しているような感じを受けるのです。もちろん高校生などは、飲んでは駄目ですが、たまに羽目を外したくなる経験は皆さんお持ちでしょう。一昔前は、そんな高校生が、酒屋に入ってきてお酒を買う時
に少し躊躇しながら買っていったものです。お店側もそれを承知で「あまり羽目を外すなよ」とか一声かけていたものです。

それが今はほとんどない。それが良いかどうかは判りませんが、このような感じを非常に強く感じます。でも、現在の流通形態になってきたのは、自由化の波の中で現在の日本人が了承してきたからでもあります。便利に買えるから。安く買えるから。ほんとにこれだけでよいのでしょうか。アルコール飲料の特性を考えるとこの感を非常に強く抱きます。

もう一つの懸念は、潜在的なアルコール中毒傾向の方が増加傾向にあることです。この事も上に書いた事が少なからず影響していると思いますが、どう思われますか。
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